みなさん、こんにちは。
8月1日になりついに東京も梅雨明けしました!先月7月は1951年からの統計史上初台風が一回も発生しなかったもののずっと雨が降ってたり、日照時間が過去最低だったり各地で川が氾濫したりあまり良くないことばかり続いてた気がします。
そんな中、首都圏に住んでる方でもし東京の川が氾濫し洪水が起きてしまったらどうなってしまうのだろうと思ったことはありませんか?そんな疑問を私はこの梅雨の時期にふといだきました。
なので、少し調べてみることに
すると『首都圏の洪水は防災地下神殿が守ってる』というなんとも信じがたいものが見つかりました。首都圏に神殿?しかもそれが東京を守ってる?更に疑問が深まります。
なのでもっと詳しく調べてみると、『首都圏外郭放水路』というものが存在するらしいです。しかも見学できるらしい。ならばこれは行くしかないと思い早速行ってきたので以下はそのまとめです。
首都圏外郭放水路とは?
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができます。
中川・綾瀬川の流域は、利根川や江戸川、荒川といった大きな川に囲まれています。この地域は、土地が低く水がたまりやすいお皿のような地形となっているため、これまで何度も洪水被害を受けてきました。また、川の勾配が緩やかで、水が海まで流れにくいという特徴があり、大雨が降ると水位がなかなか下がりません。さらに近年では、都市化が急速に進み、降った雨が地中にしみこみにくく、雨水が一気に川に流れ込んで洪水が発生しやすくなっています。
首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減しました。
https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00402.html
何と国の施設で地底50mを流れる世界最大の地下放水路とのことです。平成5年3月に工事を開始し、平成18年6月に13年の歳月をかけて完成した施設です。首都圏の安全、安心を守り続けているものなんですね。知らなかったです。
アクセス・見学情報
・アクセス
【車】
園央道 幸手IC及び五霞ICから約30分(約15キロメートル)
東北自動車道 岩槻ICから国道16号を野田方面に約30分(約17キロメートル)
常磐自動車道 柏ICから国道16号を野田方面に約40分(約20キロメートル)
【電車】
東武野田線南桜井駅北口より 徒歩約40分(約3キロメートル)またはバスで龍Q館まで(バスの時刻表はこちら)
・見学情報
開催日 | 毎日開催(ただし、施設点検日等により休止の場合あり) |
開催時間 | 毎日10:00~16:00 (見学会の最終終了時間は17:00) |
開催場所 | 首都圏外郭放水路(龍Q館2階にて受付) |
・見学コース(個人)(団体)
気軽に参加できる!地下神殿コース | 地下神殿「調圧水槽」と巨大竪穴「第1立坑」の見学を60分に凝縮したコース。 ■定員:50名 ■所要時間:約60分 ■参加料金:お一人様 1,000円 |
深部を探る!ポンプ堪能コース | 首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコース。 ポンプに働きが一目でわかる模型説明やポンプ室見学でポンプの機能や役割を案内します。特別公開のガスタービン部の見学もできます。 ※ポンプ稼働時、施設稼働時には見学できません。 ■定員:20名 ■所要時間:約100分 ■参加料金:お一人様 2,500円 |
迫力満点!立坑体験コース | キャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていく、という要素を組み込み、深さ70メートルの迫力を存分に楽しんでいただきます。(装備としてハーネス<安全帯>とヘルメットを着用) ■定員:20名 ■所要時間:約100分 ■参加料金:お一人様 3,000円 |
実際に見学してきた
地下神殿コースを前日に予約して行ってきました。
私は電車を利用しました。最寄駅は東武野田線南桜井駅です。そこからバスもしくは徒歩(40分)で現地まで向かいます。


北口と南口のどちらもバスが通ってますが、南口からだとぐるっと回って北口を経由して現地まで行くので、北口からバスに乗った方がいいです。駅を出るとすぐ目の前にバス停があります。コンビニもあるので便利です。
ちなみにバスは本数が少なく見学時間によっては乗れない場合があるのでしっかり確認した方がいいです。降車駅は龍Q館になります。
バスに揺られること15分。龍Q館に到着。

龍Q館の建物内で受付を済ませます。受付を済ませるとパンフレットと記念のシールを貰うことができます。

見学時間までまだ余裕があるので龍Q館ミュージアムを見てみることに。

コントロールセンターなど見学することができます。防災地下神殿の見学が最終の16時からだと龍Q館ミュージアムが17時に閉まってしまい見学できないので注意してください。
時間もいい感じになってきたので集合場所に行きます。


ここが集合場所です。スタッフの説明を受けそして中に入ります。入ってすぐに階段を116段降っていきます。階段では撮影禁止です。地下に行くにつれ気温が下がっていくのが分かりました。外は暑かったので地下が涼しくて助かりました(^ ^)

無事116段の階段を降りきり下まで着きました。すると目の前には防災地下宮殿と呼ばれる巨大な空間が出現しました。

空間がものすごく広く大きい柱が何本も建っているのは圧巻です。自由に見学する前にスタッフの説明がありました。防災地下神殿と呼ばれるこの場所は調圧水槽と呼ばれる場所でトンネルから流れてきた水の勢いを弱め江戸川にスムーズに流すためのプールみたいな場所だそうです。
スタッフの説明も終わり自由時間ができたのでがっつり撮影してきました。

上の写真は立坑と呼ばれる場所です。第1立坑から第5立坑まであり写真に写ってるのは第1立坑で内径31,6m、深さ71mもあるそうです!この中も見学できるツアーがあるのでコロナが収束したらいきたいですね。
色々なアングルで撮影してきたので載せておきます。地下は暗いのでブレないシャッタースピードでISOもがっつり上げて撮影しました。



パノラマで撮ったのも載せておきます。ピントが甘かったです…

見学会は全部で1時間程で終了しました。そして地上に戻るには今度は116段の階段を上らなければいけません。これが辛かった(T_T)地上に上がったらそこで現地解散で終了です。
噂通り地下神殿が存在してたのも驚きだしスケールが大きすぎて圧巻でした。しかも1000円で見学できてしまうのでおすすめです。また日頃見えない場所で自分たちは守られていることを実感しました。
他の見学コースもあるのでまた行きたいです。コロナ早く治ってくれー(><)
ではまた。