コロナ禍の海外渡航を振り返ってみる

アイスランド

コロナ禍という状況の中で羽田空港を利用してアイスランドに渡航した記録です。

今現在(2021年7月)は日本からヨーロッパへの観光目的の渡航も可能になってきましたが、自分が渡航した時は観光目的での入国は禁止、仕事などでビザを取得した人しか入国できませんでした。今まで体験したことのない雰囲気での渡航だったので思い出としてここに残しておこうと思います。

出発まで

今まで通りなら航空券を予約して当日にパスポートを持ってチェックインし飛行機に乗って目的地に到着。その後入国審査をして自由に行動できましたが、今回は全く違いました。

まず渡航前日にPCR検査を予約し受けに行きました。空港の検査場で受けましたが、これが高かった。1、2万円はした記憶があります。検査結果は数時間後に出ますが、ここで陽性になった場合は当然渡航は出来ません。保健所から連絡が来て隔離などの処置がされます。結果は陰性でしたが結果が出るまで緊張しました。陰性証明書が渡航に最重要書類といっても過言ではありません。

検査を受けたついでに羽田空港内を見て回りましたが人はほとんどいなく普段では考えられない静けさ異様な雰囲気が漂っていました。

到着ゲートの様子。帰国した人が出てくる気配が全然なかった。

そして当日。

前日受けたPCR検査の結果を貰いチェックインカウンターへ。チェックインをする人は何人かいましたが9割はヨーロッパの人で自分の国に帰ると言う方がほとんどでした。

そして自分のチェックインの順番になりました。

パスポートをCAさんに渡した後、陰性証明書と滞在許可証を見せるように言われました。この二つの書類をものすごく時間をかけて隅から隅まで全部チェックされました。現地に入国するまでの中で一番書類チェックが厳しかったです。

書類は全部大丈夫だったので無事チケットが発券されました。その後時間があったので空港内を少し見て回りました。

チェックインカウンターはほとんど閉まっている。
お店もほとんど閉まって閑散としている。
ほぼ全ての飛行機が欠航。自分はフランクフルト行きに搭乗。

散策しているうちに出発の時間。保安検査は空いてるので一瞬で終わりました。そして搭乗ゲートで航空券と陰性証明書を見せて搭乗します。搭乗者は自分含めて10名程度。おかげで座席は隣の席も使えてフランクフルトまで快適に過ごせました。

乗り継ぎ

フランクフルト到着後に入国審査がありました。審査官は日本人がここにいるのは珍しいと一言。滞在許可証見せると念入りにチェックをされるも無事にスタンプを押され次の便のターミナルまで向かいます。

ターミナルに着くとびっくり。空港内にはめちゃくちゃ人がいて賑わってました。全く別の世界に感じると同時にこれが普通、当たり前の世界なんだなと思いました。

フランクフルト空港の様子。

お店も全部空いていたので探索しているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。

そして出発の1時間前から搭乗ゲートにて陰性証明書かワクチン接種証明書のチェックが始まりました。ヨーロッパの方はほとんど接種証明書を持っている印象でした。ここのチェックでもCAさん二人に「日本人だ。」と物珍しそうに言われました。

無事チェックを終え飛行機に搭乗したのですが、飛行機は満席で席が隣の人は観光しにアイスランドに来たといっていました。このコロナ禍でヨーロッパ内で気軽に移動できて気軽に大自然に触れ合える場所として今アイスランドが人気があると言ってました。ほんと羨ましい限りです。

島国の日本とEUという枠組みでは国を超えての移動、旅行などは全然感覚が異なるんだろうなと思います。

入国から検疫まで

フランクフルトからケプラヴィーク国際空港まで4時間ほどで到着。荷物を受け取って入国します。

空港はとても混雑していた。

荷物を受け取った後がまためんどくさい。当時は陰性証明書のみだと5日間自主隔離、ワクチン接種があると入国後のPCR検査のみで陰性なら自由といった形をとっていました。自分はワクチンを打っていないので5日間ホテルで自主隔離です。

事前に質問表に答えてバーコードを取得+アプリのインストール。それを入国審査官に見せると同時に電話番号やホテルの確認をされます。その後PCR検査の容器を渡され入国します。到着から1時間以上かかりました。

矢印が検査場

検査を終えるとホテルに移動出来ます。ホテルには事前に検疫で5日間待機すると言ってあったので、チェックイン後「外に出ないでね」とだけ言われました。ホテルに着いたのは夜中でしたが、アイスランドの夏は日が沈まないのでずっと明るいです。寝るときは遮光カーテンをしないと寝れなかったです。

晴れていれば一日中明るい。

次の日朝起きると昨日のPCR検査の結果が届いており陰性でした。検疫最終日にもう一度検査をして陰性ならば晴れて自由の身です。それまではずっと部屋の中にいます。

検疫中はずっとゲームをしたりして時間を潰していました。3日目あたりに検疫官から電話がかかってきてホテルで待機してるかの確認の電話が一度だけありました。食事はドミノピザの宅配か近所のスーパーの配達を利用してなんとか過ごしていました。

そんな感じで過ごしているうちに2回目のPCR検査を受けに行きました。とても寒かったですが、久しぶりに外に出れたのでとてもテンションが上がりました。

使われていない倉庫みたいな場所が会場になっていた。

そして次の日、陰性という通知が届いたので晴れて自由のみです。ここまで長かった、、、

チェックアウトする際、受付の人が「ついに終わったね!アイスランドは最高の場所だから楽しんで!!」と言われたのを今でも覚えています。

そしてここからアイスランドの旅がようやく始まります。

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